2011年4月16日土曜日

ネトプレコ版の「ランメルモールのルチア」観た

2010-2011シーズンにうっかりハマってしまったMET。
ついにネットで有料で配信されているMET HDにまで手を出すことにした。

MET Player
http://www.metoperafamily.org/met_player/index.aspx

1週間無料のトライアルコースにしてみた。
名前、住所、クレジットカード番号等を入力したら、すぐにHDが見れる!!
(日本でも)

しかも、HDだと$5弱。安っっ。
(映画館で観るライブビューイングは3500-5000円)

METライブビューイングHDと同じクオリテイのようだ。(しかし、Mac Book air 11'でみたので、でかいTVで観たときの画質のクオリティはわからないが)

MBairでステレオがだいぶ改善されたとはいえ、オペラを聴くにはいまいち。
というわけで、わざわざポータブルステレオまでつなぎ、ベッドの中で観賞(笑)

ざっと感想を。2009 年のネトプレコがルチアを演じたときの物。たぶんDVDにもなってるはずー。


エドガルド:この間のカレーヤのほうが好きかな。
ルチア兄:冷酷な兄、というよりはそこそこ妹ルチアに対して愛情がある演技だったな。
花婿アルトゥーラ:こっちのほうが声が良い!!断然良かった。
司祭:前回も今回も良かった。というか、この司祭役の人ってまいど私の好みなんだよな...。外見が....。

そして、主役ルチア。さすがのネトプレコ様。それはもう素晴らしく伸びやかな声ですが。
えーっと、デセイのルチアを観た後だからかしら?元気すぎる....。
ルチアはか弱くて、妄想癖が激しく、繊細すぎるゆえに現実を受け入れられず気が狂うハズなんですが、

どう見ても、健康そのもの。元気いっぱい。

そういう意味では、デセイが当たり役と言われる理由がよくわかります。
彼女は、ルチアが気が狂ってしまう、というストーリーがとても自然に入ってくるような演技。
ネトプレコは....うーーーーん。やっぱ納得行かないんだよなぁ。
そう考えると、2011のデセイの声がとても残念。声と演技が揃っていたのが、2007年デセイ版らしいんで、是非ともHDで見れるようにしてほしいなぁと。

そしてルチア狂乱シーンでネトプレコが倒れる→担がれるシーンは、やっぱり重そう(笑)どっこいしょーってかんじ。
そういうところではデセイは軽そうだった....。

でもルチアは、例えばヴォイト様にはあまり似合わない役だと思われるし、ネトプレコはまぁ良かったのかもなぁとも。
MET引越公演ではダムラウが演じるけど、どんな感じなのかしら。

2009年版も、2011年版も演出(舞台装置等)は一緒。
でもやはり、歌手によって演技がだいぶ違うから、比較してみると面白いね。

次はApple TV買って、家の37型TVで観ようかな。
おお、果てしないオペラの沼にズブズブとはまっていきますなぁ。

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